Erysiphe aucubae

Erysiphe aucubae

Erysiphe aucubae S. Takamatsu & Siahaan
アオキのうどんこ病菌。5月4日撮影。

[特徴]
アオキの葉に生じる。菌叢は裏面に発達し、白粉状、不定形に薄く拡がり、永存性。葉の表面側は時に僅かに褪色する。 菌糸は径 4.5-8.5 μm.、付着器は菌糸の片側にまばらに生じ、先端は小さく2-3片に分かれる雲形ないし拳形、幅 9-11.5 μm. -- 分生子柄は菌糸から直立し、円筒形、上方に1-2個の隔壁があり、48-80 × 8-10.5 μm.、先端に分生子を単生する。-- 分生子は長楕円形ないし円筒形、無色、薄壁、平滑だが、乾燥状態では表面にやや網目状のしわがある。 内容物は大型の液胞が目立ち、フィブロシン体は見られない。40-60 × 14.2-20.6 μm.

[コメント]
植栽されたアオキ (Aucuba japonica) の生葉裏面に発生していたもの。葉の裏面に発生し、菌叢が薄いので目立たないが、比較的普通に見られる。 完全世代が発見されないために長らく種名が決定されず、Oidium sp. あるいは Pseudoidium sp. とされていた。

[参考文献]
Siahaan and Takamatsu (2016): Erysiphe aucubae sp. nov., a new powdery mildew species on Aucuba japonica from Japan. (Mycoscience ; 57, p. 251-254).

[初掲載日: 2022.05.06] // [サイトのトップへ] // [掲載種一覧表へ]
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