Hymenoscyphus sp. no.3

Hymenoscyphus sp. no.3

Hymenoscyphus sp. no.3
 枯茎に発生する小型のビョウタケ類。写真はおそらくイネ科の枯桿。11月9日撮影。

 [特徴]
 子嚢盤は有柄で浅い椀形からほとんど平らに開く。直径 1.0-2.5 mm. 程度。全体無毛でほとんど白色ないしややクリーム色。
 柄は細長く、長さ 2 mm. 程度まで。
 子嚢は先のややとがる円筒形で 8胞子を二列に生じる。頂孔は I+ (小点状)。105-115 × 8.5-10.2 μm.
 側糸は糸状で無色薄壁。一様な無色の内容があり、径 2.0-2.5 μm.
 子嚢胞子は左右不対称ナメクジ形。無色薄壁で大きな 2油球と小さな泡状の内容物がある。20-22.5 × 3.4-4.0 μm.

 夏から秋にかけてシダを含めた種々の植物の枯茎に似たような種が発生しているのを見かける。
 Hymenoscyphus scutula ではないかと思っているが、色も白色から黄色味の強いものまであり、何種類かあるのだろうと思う。

 [参考文献]
 Breitenbach and Kränzlin(1984): Fungi of Switzerland. vol. 1. Ascomycetes.
 Dennis(1981): British Ascomycetes. Rev. ed.