? sp. no.41

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よくわからない盤菌類。6月24日撮影。

[特徴]
子実体は表皮下から生じる。円盤形、直径 1 mm. 程度まで。 子実層面は凸型に盛り上がって鮮黄色、縁は黒褐色でわずかに立ち上がって寄主の表皮細胞を押し上げ、小さな裂片状になって反り返る。外面は黒褐色、柄は無い。-- 子嚢は長円筒形、先端はやや厚膜、メルツァー試薬に呈色しない。8胞子を束状に生じる。188-195 × 8.0-8.6 μm. -- 側糸は糸状、隔壁があり、先端付近で時に分岐し、径 1.5-2.0 μm.、先端は不規則に膨らんで瘤状、虫垂状等になり、径 4.5 μm. まで、黄色の内容物がある。-- 子嚢胞子は糸状、無色、薄壁、両端はやや尖り、隔壁は認めにくい。128-135 × 2.0-2.4 μm. -- 托組織の詳細な構造を観察できなかったが、子実下層は厚さ 50 μ 程度、黒褐色の多角形細胞からなり、縁部もほぼ同様。

[コメント]
シイ林林床、水の浸み出す窪地の濡れた落枝に発生していた物。Vibrissea 類と思って採集したが、Coccomyces 属菌だろうか。

[初掲載日: 2017.11.17]