版面の回転・反転

[1] 牧野書店と乾元社の証紙。
焰と色 / 式場隆三郎. 牧野書店, 1941. (左)と デカルト「省察論」研究 / 瀧澤克巳. 乾元社, 1950.(右)の証紙。
manino kangen

乾元社の印票は牧野書店の証紙を90度回転させたものである。
牧野書店は昭和14年に牧野武夫が興した出版社だが戦時中の出版事業令による統合で乾元社となったようだ。
牧野書店の図柄の向きが本来だろうが、何の図柄なのかわからない。

[2] 誠文堂新光社の証紙。
隣組と常會 / 鈴木嘉一. 誠文堂新光社, 1940. (左)と 兵器 / 太田戍三. 誠文堂新光社, 1941.(右)の証紙。
suzuki oota

「隣組と常會」の証紙は円の内周に、円の中心部から見て右回りに「SEIBUNDO.」とあるのが読める。(D と O はちょっと怪しいが)
「兵器」では円の外から見て左回りに一見「SEIBUNDO」とあるように見えるが、「S」のカーブの方向がおかしい。
この二つは重ね合わせる事が出来ず、鏡像の関係になっている。右の証紙は印刷ミスではないかと思う。