京都大学文学部図書室の蔵書には様々な人からの寄贈本がある。
多くは何かの形で文学部に関わった人たちからの寄贈であり、蔵書印や署名が残っている事も多い。
その外、寄贈本ではなくても旧蔵者の痕跡が残っている本もある。
そこで、署名や書き込み、蔵書印が押されている本等について私が気付いて調べた事を書き留めておく。
荒木茂 [Araki, Shigeru, 1884-1932]
ペルシャ語学者。福井県生まれ。1905 年に渡米、コロンビア大学に入学。1920年に帰国、女子学習院教授を務める他、東大でペルシャ語を講じたが
肺結核を患い1932年没。「ペルシャ文学史考」(1922) の著書があり、彼の収集したペルシャ関係文献は東京大学東洋文化研究所に
「荒木茂文庫」として収められている。
日本のペルシャ研究の先駆者的存在だが小説家宮本百合子の最初の夫としても知られる。
荒木は 1919 年コロンビア大学の聴講生となった百合子と知り合い、10月に結婚(戸籍上は翌年8月)したが1924年に離婚(戸籍上は翌年4月)した。
彼との生活は百合子の小説「伸子」のモデルとなっている。
サイン1. ペン書き。
Historical grammar of the ancient Persian language / by Edwin Lee Johnson. -- New York : American Book Company, c1917. より。
全体のバランスが整っていて見事だと思う。ここに掲載したサインの日付は Dec.24.1921 となっているが公開されている百合子の日記によると、
この日二人は「丸善に自分のクリスマスプレゼントを買いに」行ったとある。この本はその時に購入したものだろう。
サイン2. ペン書き。
Rubáiyát of Omar Khayyám / rendered into English verse by Edward FitzGerald ; with illustrations by Edmund Dulac. -- London : Hodder and Stoughton, [ca. 1912]. より。
千野栄一 [Chino, Eiichi, 1932-2002]
言語学者。東京外国語大学教授。チェコ語を中心としたスラブ言語学を専門とした。
蔵書印. 横 25 mm.
Славянские древности / Л. Нидерле ; перевод с чешского Т. Ковалевой и М. Хазанова. -- Москва : Издателство иностранной литературы, 1956. より。
藤代禎輔 [Fujishiro, Teisuke, 1868-1927]
ドイツ文学者。千葉県生まれ。当初は医学を志したが帝国大学独逸文学科を卒業後、独逸語学校の講師などを務めた。
夏目漱石と同じ船でドイツに留学し、帰国後京都帝国大学文科大学西洋文学第一講座の初代教授となった。
かなり多くの蔵書が京都大学に収められていて、「藤代禎輔蔵書」の蔵書印や署名入りの本も多い。
蔵書印. 横 26 mm.
Die Philosophie der Werte / von Wilhelm Ostwald. Leipzig : A Kröner, 1913. より。
署名. 毛筆。
Neues Spielbuch für Mädchen / von Jeanne Marie von Ganette-Georgens. Berlin : M. Neufeld, [18--] より。原田豊なる人物についてはよくわからない。
明治28年にすでに故人となっている、という手がかりしかないのだが原田豊吉 (1860-1894) のことではないかと思う。
原田は地質学者、1874年にドイツに渡って地質学等を学び、1883 年に帰国。後に東大教授となるが明治27年12月に結核で亡くなっている。
スタンプ. 横 25 mm.
Dramaturgie der Oper / von Heinrich Bulthaupt. Erster Band. 2. neu bearbeitete Auflage. Leipzig : Breitkopf und Härtel, 1902 より。
「TOKYO」とあるので京大に赴任する前の時期(東京帝国大学講師)の物と思われる。
福地源一郎 [Fukuchi, Gen'ichoro, 1841-1906]
明治時代のジャーナリスト。作家福地桜痴としても知られる。幕府の使節や岩倉使節団として各国を視察後はジャーナリストとして活躍したが、
後には政界にも進出した。作家としては歌舞伎脚本を多く残した。
蔵書印. 横約 28 mm.
金泥で捺してある。Chronicles of England, France, Spain, and adjoining countries / by Sir John Froissart ;
translated from the French edition with various and additions from many celebrated mss. by Thomas Johnes, Esq. --
London : George Routledge and Sons, [1868]. より。
福島一郎 [Fukushima, Ichoro, ?-?]
もんてびでお号の乗組員。詳細不明。もんてびでお丸は1926年に就航した大阪商船の南米航路客船。
福島氏は南米航路時代の乗組員と思われる。もんてびでお丸は1941年には旧日本海軍の運送船となり、
1942年7月にフィリピン沖でアメリカの攻撃を受け沈没。その際の生存者はほとんどいないとされる。
サイン. ペン書き。
Dicionário português-inglês, inglês-português / Álvaro Franco. -- Pôrto Alegre : Edição da Libraria do Globo, 1936. より。
浜和助 [Hama, Wasuke, d. 1911]
大阪の質商で蔵書家。幸田成友の「読史余録」には「夙に読書の興趣を解し平常好んで書冊を手にす。
而も店頭客有れば直ちに之を擱いて応接に従ふ。読書の故を以て執務を廃せざる也。」と紹介されている。
珍書持ちとして知られたが蔵書は何ヶ所かに分散したようである。文学部所蔵本は内田銀蔵旧蔵本などを中心に若干数。
蔵書票. 縦 42 mm.
橘窓茶話 より。
蔵書印. 縦 42 mm.
西域物語 より。
八太舟三 [Hatta, Shuzo, 1886-1934]
津市生まれのプロテスタントキリスト教徒。明治学院時代は賀川豊彦と同じ寄宿舎にいた。
のちにアナーキズムに傾き、「自然科学と無政府主義」等の著作がある。
印影. 横 8.7 mm.
The history of Florence / by Niccolo Machiavelli ; from the translation of "The works of the famous Nicholas Machiavel" published in 1675 edited by Henry Morley.
-- London : George Routledge and Sons, 1891. より。
服部英次郎 [Hattori, Eijiro, 1905-1986]
西洋中世哲学の研究者。昭和3年に京都帝国大学文学部哲学科を卒業。文学部講師、神戸商業大学教授などを経て関西大学文学部教授。
アウグスティヌスの研究で知られる。蔵書の多くは関西大学に服部文庫として収められているが、サインされた本が幾つか京大にある。
サイン. ペン書き。
Logic / by W.E. Johnson. part 1. Cambridge : Cambridge University Press, 1921 より。
署名. ペン書き。
聖アウグスティヌスの精神的發展 / カール・アダム著 ; 服部英次郎譯. 大阪 : 創元社, 1942 より。
ヘディン [Hedin, Sven, 1865-1952]
スウェーデンの中央アジア探検家。 楼蘭の発見が有名。The Sino-Swedish Expedition を組織して広範な探検を行った。
1908年に来日している。
サイン. ペン書き。
Jehol : Kejsarstaden / Sven Hedin. -- Stockholm : Lars Hökerbergs Bokförlag, 1931. より。
"To Vincent Bendix from him old friend Sven Hedin" と読める。
ヘディンが Jehol で見つけたチベット寺院のレプリカは1933年のシカゴ万博に展示されるが、そのスポンサーが Vincent Bendix である。
ハギンス [Huggins, Harold C.]
詳細は不明だが、大正期のアメリカ外交官のようである。1910年には通訳官として東京に、さらに副領事として1916年に台北、1917年に横浜に赴任している。
サイン. ペン書き。
Early Greek philosophy / by Alfred William Benn. -- London : Archibald Constable, 1908. (Philosophy ancient and modern). 田中秀央旧蔵本より。
伊吹武彦
サイン. ペン書き。
Chrestomatiedu moyen-age, ou, Morceax choisis des auteurs françois du moyen-age / par L.Clédat.
-- Huitième édition, revue et corigée. -- Paris : Garnier frères, [1916] より。
市河三喜 [Ichikawa, Sanki, 1886-1970]
英語学者。一高から東京帝国大学卒。東京帝国大学教授で日本の英語学の祖と言われる。
サイン. ペン書き。
Shell mounds of Omori / by Edward S. Morse. -- Tokio : The University, 1879. (Memoirs of the Science Department, University of Tokio, Japan ; v. 1, pt. 1.). より。
市河は1912年からイギリスに留学しているが、同時期にヨーロッパに留学した浜田耕作(考古学者、後の京都帝国大学総長)と共に数ヶ月旅行した事がある。
五十嵐達六郎 [Igarashi, Tatsurokuro, 1908-1945]
西洋哲学者。大阪生まれ。京都帝国大学文学部卒。大谷女子専門学校、大阪高等学校などで教鞭を取った。召集され関東州柳樹屯の陸軍病院にて没。
五十嵐が訳した、ベルグソン「アリストテレスの場所論」(伊藤書店, 1944)の跋には次のように書かれている。
「『場所論』を初めて見ることを得たのは十余年前、山内得立先生の御厚意により故九鬼博士御所蔵のものを借覧したときであったが、
私の頼みに従って亡友清徳保男君がタイプライターでこの書物の数通の写しを作製してくれた。... その後、この原本を捜しても中々得られなかったが、
畏友桑原武夫君が一九三八年秋パリで希覯書に属するこの書物を見つけてくれ、元来私には余りない書狂の喜びを味わったのであった。
この喜びが、直ちに私をしてこの論文を訳さしめた。」とあり、この本であることは間違いない。
引用の章句の番号のミスプリントなどは丁寧に訂正の書き込みがあるが、本文に書き込みは無い。
最終ページには百合子未亡人の手で「昭和二十年八月五十嵐達六郎の遺言により本書を京都帝国大学哲学科研究室に寄贈す」と記されている。
サイン. ペン書き。印影は横 8.5 mm.
Quid Aristoteles De loco senserit : thesim Facultati Litterarum Parisiensi / proponebat H. Bergson. -- Lutetiæ Parisiorum : Edebat F. Alcan, 1889. より。
書付. ペン書き。同上書より。
今西龍 [Imanishi, Ryu, 1875-1932]
岐阜県出身の朝鮮史学者。東京帝国大学史学科卒。京都帝国大学文科大学講師から東洋史学研究室教授になるが京城帝国大学教授も兼ねた。
朝鮮史学の先駆者的存在である。「道楽的な蒐書家」で旧蔵書は京都大学文学部と天理大学図書館に所蔵されている。
「(京都大学の近くにある)西園寺公望邸の庭に忍び込んでは池で釣りをする男がいた。家人が捕まえてみると今西龍だった。」
と云う逸話をどこかで読んだ記憶があるのだが今の所出典を確認できない。
蔵書印. 横13mm.
Dictionarium latino-anamiticum / auctore J.L. Taberd. -- Fredericnagori vulgo Serampore : J.C. Marshman, 1838. より。
石橋五郎 [Ishibashi, Goro, 1876-1946]
地理学者。東京帝国大学文科大学卒。神戸高等商業学校教授の時に創設された京都帝国大学文科大学史学科の助教授を兼任した。
1919 年に同大教授となる。
サイン. ペン書き。
Finland, Estland und Lettland, Litauen / Max Friederichsen. Breslau : Ferdinand Hirt, 1924 より。
泉井久之助 [Izui, Hisanosuke, 1905-1983]
言語学者。京都帝国大学文学部卒。同大学教授。
専門以外の多くの言語に通じていたといわれ、蔵書の言語も極めて多岐に亘る。かなり多くの蔵書が収められていて、巻頭に署名している事が多い。
普通のローマ字の署名の他にギリシャ文字、キリル文字、アラビア文字など本の言語によってサインを使い分けているあたりに
言語学者ならではのこだわりが感じられる。
サイン. ペン書き。
Geschichte der gotischen Sprache / von Max Hermann Jellinek. -- Berlin : W. de Gruyter, 1926. より。
サイン. ペン書き。
La langue et la société / par Alf Sommerfelt. -- Oslo : H. Aschehoug, 1938. より。フランス語の本なので、 Izoui と綴っている。
サイン. ペン書き。
Vergleichende Syntax der Schulsprachen / von Ferdinand Sommer. 2. Aufl. -- Berlin : B.G. Teubner, 1925. より。ギリシャ文字で書いてある。
サイン. ペン書き。
Памяти М.А. Кастрена. -- Ленинград : Изд-во АН СССР, 1927. より。キリル文字で書いてある。
サイン. ペン書き。
A grammar of the Arabic language / by R. Sterling. -- London : K. Paul, Trench, Trübner, 1904. より。アラビア文字で書いている。
香川鉄蔵 [Kagawa, Tetsuzo, 1888-1968]
「ニルスのふしぎな旅」の翻訳者。東京帝国大学文学部哲学科を中途退学し、大蔵省、国立国会図書館などに勤務。
京都大学と直接の関係は無いが戦禍から守るために蔵書のいくつかを京都大学に寄贈している。
また、西田幾多郎に送った本が西田文庫の中に納められている。
蔵書印. 直径 34 mm.
Salma Lagerlöf / von Oskar Levertin. Berlin : B. Marquardt, [190-?]. (Die Literatur ; 7. Bd.) より。
署名. ペン書き。
Salma Lagerlöf / von Oskar Levertin. Berlin : B. Marquardt, [190-?]. (Die Literatur ; 7. Bd.) より。
サイン. ペン書き。
Psychologie von empirischen Standpunkte / von Franz Brentano. Erster Band. -- Leipzig : Verlag von Duncker & Humblot, 1874. より。
狩野亨吉 [Kano, Kokichi, 1865-1942]
東京帝国大学哲学科を卒業後、一高校長等を経て、初代京都帝国大学文科大学長。学長の期間は明治39年から2年間だが、
内藤湖南等を京大に招くなど文学部の特色となる基礎を作った。辞職後は官職にはつかず刀剣の鑑定などをしていたが安藤昌益を見出したことでも知られる。
稀代の蔵書家で10万冊を超える旧蔵書は東北大学に「狩野文庫」として収められているが「狩野氏圖書記」の印が押された本が若干文学部に所蔵されている。
蔵書印. 高さ 67.5 mm.
A new life of Jesus / by David Friedrich Strauss. London : Williams and Norgate, 1865. より。
ケーベル [Koeber, Raphael, 1848-1923]
明治時代の外国人教師。ドイツ系ロシア人。東京帝国大学で長く哲学、美学等を講じた。蔵書は東北大学に「ケーベル文庫」として収められているが、
ケーベルの弟子の一人、久保勉の「ケーベル先生とともに」によると「蔵書の一部が京都大学の図書館に譲渡された」とある。
その詳細は不明だが文学部には数部、ケーベルの署名本がある。本文への書き込みは全く無い。
京都大学との直接の関係は無いが教え子には後に京都大学の教授となる田中秀央などがいる。
サイン. ペン書き。
L'année liturgique. La passion et la semaine sainte. 17e éd. Paris : H. Oudin, 1900. より。
「ケーベル博士小品集」(岩波書店, 1919年) の扉にあるサインとは最後の r の書体が異なる。
米田三治 [Komeda, Sanji, 1909-1944]
英文学者。奈良県出身。父徳三郎は神戸市電局長を務めた。京都大学英文学科を 1933 年に卒業、茨木高等女学校教諭を経て天理外国語学校英語科教授。
反戦文化運動を展開した「世界文化」の同人となり 1938 年に検挙される。1944 年召集されバシー海峡近くで魚雷攻撃に会い戦死。
著作は「世界文化」の他に京都英文学研究会機関紙「アルビオン」等に発表されている。
蔵書は和書が天理大学に、洋書が京都大学に寄贈されているがこれは故人の遺志によるものだという。文学部には 700 冊ほどが寄贈されている。
上記は主に「米田三治遺文と回想」永井利雄編, 1988 に拠る。
蔵書印. 横 37 mm.
The Years / Virginia Woolf. London : Published by Leonard and Virginia Woolf at the Hogarth Press, 1937. より。
米田家には現在、100枚近い訳稿「としつき」が残されていると言う。この本には書き込みが多く、翻訳の際使用した物と思われる。
九鬼周造 [Kuki, Shuzo, 1888-1941]
哲学者。父は男爵九鬼隆一。一高から東京帝国大学哲学科を卒業、ヨーロッパに留学後、京都帝国大学文学部哲学科教授。
最初植物学を志したらしく、植物標本を幾つか残している。
署名. ペン書き。
人間と実存 / 九鬼周造著. 岩波書店, 1939. より。
黒田正利 [Kuroda, Masatoshi, 1890-1973]
イタリア文学者。旧姓中川。京都帝国大学英文学科卒業。
大正時代からイタリア会を組織し、昭和15年の京都帝国大学のイタリア文学講座開設時に講師となる。後、岡山大学教授を務めた。
蔵書印. 横 22 mm.
The Decameron of Giovanni Boccaccio, including forty of its hundred novels with an introdiction / by Henry Morley. --
6th ed. -- London : George Routledge and Sons, 1889. より。
正木賢次 [Masaki, Kenji, 1918-1976]
大阪府生まれ。第五高等学校から東京帝国大学文学部倫理学科に入学、スマトラ出征。戦後は様々な職に就いたが最後は福岡工業大学教授となっている。
発表された著作はほとんど無いが「倫理学年報」第5集(1956)に日本倫理学会懸賞論文の佳作として「経済と倫理」が正木賢次の名前で掲載されている。
他にも幾つかの論文が「倫理学年報」には掲載されているものの、肩書きは「日本倫理学会会員」とあるだけで詳細が判らなかったが
遺稿集「貧窮博多歌」が 1978 年に出版されている。上記の略歴は同書に拠るが
兄栄太郎氏のあとがきに拠れば「バイオリンと酒を嗜むほか、ひたすら読書三昧の生活」で「所謂変人であった」という。
一冊だけ「Kenji Masaki」とサインされた本がある。日付は1954年だが、正木はこの前年まで群馬大学に勤務していた。
サイン. ペン書き。
Allgemeine Psychopathologie / von Karl Jaspers. -- 6. unveränderte Aufl. -- Berlin : Springer, 1953. より。
書付. ペン書き。同上書より。
Allgemeine Psychopathologie / von Karl Jaspers. -- 6. unveränderte Aufl. -- Berlin : Springer, 1953. より。
蔵書印. 同上書より。
三土興三 [Mitsuchi, Kozo, 1898-1924]
父は大正・昭和の政治家で文部、大蔵、逓信大臣などを務めた三土忠造。一高から京都帝国大学文学部哲学科に進む。
非常な秀才で、三木清は「わが青春」の中で「一高から京都の哲学科に入った三土興三も変り者で、私は彼において「恐るべき後輩」を見たのであるが、
自殺してしまったのは惜しいことである。もし三土が生きていたなら、と思うことが今も多いのである。」と書いている。
キルケゴールに関心を示し雑誌「講座」に「みつち」名で「酔歌」を発表した (1923-24) が後に自殺した。
「酔歌」は筑摩書房の現代日本思想体系24に収録されているがその著者略歴に拠れば
「この題名は当時三土が愛していた歌という名前の娘に酔うという意味でつけたものといわれる。
その娘に「もし君が僕を本当に愛しているならこれがわかるはずだ」といって無理に読ませたという話が伝わっている」という。
他に著作は少ないが「Hegel の Phänomenologie des Geistes」が哲学研究9巻(1924)に掲載されている。これは上記略歴に拠れば卒業論文だというが
芸文14巻3号(1923) に紹介されている「大正十二年度文学部卒業論文題目」には三土の題目は「悲劇と形而学的立場」とある。
署名本は数冊、一部は上記ヘーゲル研究に使用されたと思われるヘーゲルの著作で全編に多くの書き込みがある。
サイン. ペン書き。
Wissenschaft der Logik / Georg Wilhelm Friedrich Hegel ; herausgegeben von Georg Lassen. 1. Teil. Leipzig : F. Meiner, 1923. (Sämtliche Werke ; Bd. 3) より。
署名. ペン書き。
Phänomenologie des Geistes / von Georg Wilhelm Friedrich Hegel. Leipzig : F. Eckhardt Verlag, 1909. (Sämtliche Werke ; Bd. 2) より。
本文全編に亘って書き込みが多く見られる。哲学研究に掲載された「Hegel の Phänomenologie des Geistes」を執筆した際に使われたものだと思う。
宮川経輝 [Miyagawa, Tsuneteru, 1857-1936]
日本組合基督教会の牧師。熊本出身。同志社を卒業後、同志社女学校幹事となった。
蔵書印. 縦約 45 mm.
The reign of relativity / by Viscount Haldane. -- London : John Murray, 1921. より。
内藤耻叟 [Naito, Chiso, 1827-1903]
歴史家。常陸(茨城県)出身。藤田東湖に師事し帝国大学文科大学教授などを務めた。「徳川十五代史」などの著書がある。
蔵書は散逸したようである。
蔵書印1. 横 16 mm.
江戸名園記 より。
蔵書印2. 横 14 mm.
小笠原嶋要覧, 1888 より。
西田直二郎 [Nishida, Naojiro]
署名. 毛筆書き。
「日本文化史序説」改造社, 1932. より。
野上素一 [Nogami, Soichi, 1910-2001]
東京出身のイタリア文学者。母親は小説家の野上弥生子。東京帝子大学言語学科卒、イタリアに留学した。帰国後京都大学イタリア文学講座講師、後に教授。
サイン. ペン書き。
羅和辞典 / 田中秀央編. 研究社, 1952. より。
野上俊夫 [Nogami, Toshio, 1882-1963]
心理学者。佐渡出身。東京帝国大学哲学科で心理学を専攻。京都大学心理学教室教授を務めた。
サイン1. ペン書き。
齋藤昌三著 「変態蒐癖志」1928. より。
サイン2. ペン書き。
コリヤ著 香川巳之介訳「世界の脅威アメリカニズム」. 欧亜社, 1930. より。
ノッス [Noss, Christopher, 1869-1934]
アメリカ改革派教会宣教師。仙台神学校。野口英世が洗礼を受けた日本基督教団若松栄町教会の礼拝堂はノッスの尽力で建てられた。
蔵書印.
Select history of Nicene and post-Nicene fathers of the Christian Church. 2nd series / translated into Englsi with prolegomena
and explanatory notes under the editorial supervision of Philip Schaff and Henry Wace. vol. 1. -- New York : Christian Literature Co., 1890. より。
野崎広義 [Nozaki, Hiroyoshi, 1889-1917]
富山県生まれ。号は無窓。東大法科から京大文学部哲学科に転じ、大正2年卒 (卒業論文は「カント範疇論」)。
大谷大学などで哲学を講じたが大正6年6月、心臓発作で急死した。夫人により蔵書が遺贈されているが、その中には数学書も含まれる。
生前出版された著作はほとんど無いが、哲学倫理学研究会例会での報告をまとめた「田中王堂氏の「書斎より街頭に」に就て」が
「丁酉倫理會倫理講演集」112 号, p. 79-85 に掲載されている。この論文掲載を記念してリップスの心理学の本を購入、署名している。
死後出版された「夢窓遺稿」には、西田幾多郎がこの愛弟子に対して序を書いている。
印影.
Das Erkenntnisproblem in Hegels Philosophie : die Erkenntniskritik als Metaphysik / von Adolf Phalen. Upsala : Akademische Buchdruckerei, 1912 より。
書付. ペン書き
Leitfaden der Psychologie / von Theodor Lipps. 3., teilweise umgearbeitete Aufl. Leipzig : W. Engelmann, 1909. より。
野崎の処女論文 「田中王堂氏の「書斎より街頭に」に就て」は「丁酉倫理會倫理講演集」112 号, p. 79-85 に掲載されたもので、冒頭には桑木厳翼(哲学科教授)が
「哲学倫理学研究会例会に於いて会員野崎氏の報告せしものの大要なり。」と記している。
落合太郎 [Ochiai, Taro, 1886-1969]
フランス文学者。東京帝国大学法科大学に入学したが新渡戸稲造の勧めによって京都帝国大学法科大学に転学した。
京都大学文学部講師(フランス文学)から教授。昭和 17-21 年文学部長。1918-22 年、フランスに留学。
留学中に購入した本を中心にかなりの数が文学部に寄贈されている。
フランス語学者の今村有隣(京都大学医学部教授今村新吉の父)の旧蔵書の中にも落合のサインがあるものが多い。
サイン. ペン書き。
Lamartine / Gabriel Clouzet et Charles Fegdal. -- Paris : Société des Éditions Louis-Michaud, [1912?]. より。
小野弥一 [Ono, Yaichi, 1847-1893]
静岡県の士族出身。開成所教授を務め明治4年渡仏し統計学などを学び、明治9年帰国。統計院勤務などを経て帝大書記官。
「統計攬要」(明治13年)の著書がある。明治25年にニューカレドニア移民総監督となるが翌年に同島で腹膜炎により死亡した。
明治24年、外務省はニューカレドニア島のフランス人からニッケル鉱山で働く日本人労働者斡旋を依頼される。
外務省から調査の命を受けた練習艦比叡の富山駒吉が明治25年2月6日にニューカレドニア島に寄港してみると、
既に邦人約600人が移住していた。これは日本吉佐移民合名会社の募集によって半月ほど前に入島した者だったがその総監督が小野であった。
当時ニューカレドニア島はフランスの流刑地だったが日本人の労働条件は流刑民よりも劣悪であった。
その結果移民の間で暴動が起こり(博徒などのならず者も多かったといわれる)小野はその責任を取る形で更迭される。
今は天国にいちばん近い島等と称されリゾート地として有名なニューカレドニア島だが彼はそこで非業の死を遂げた。
墓は彼の地にあり、「明治過去帳」に拠れば「赤道以南の孤島に埋骨する者、君を以て嚆矢と為す」という。
蔵書票. 横 34 mm.
Histoire des deux Restaurations jusqu'a l'avénement de Louis-Philippe (de janvier 1813 a octobre 1830) par Ach. de Vaulabelle. -- Paris : Perrotin, 1860. より。
字は一枚づつ微妙にずれ方が違うので活字を使って朱肉で捺したものではないかと思う。
大山定一 [Oyama, Teiichi (or Sadaichi), 1904-1974]
ドイツ文学者。香川県出身。京都帝国大学文学部独文科卒業後、京都帝国大学文学部講師をへて京都大学文学部教授。文学部長も務めた。
ゲーテ等の翻訳も多い。名前の「定一」は、サダイチとするものとテイイチとするものがあり、
生存中の著作でも両方の表記が存在する。自署のサインでも名前のイニシャルを S とするもの(1)と、T とするもの(2)の両方が見られるが
少なくとも初期のサインは S. となっているのでサダイチが本来だろうと思う。
語頭の S はドイツ語ではザ音になるのでそれを嫌ってテイイチと読ませていたのかもしれない。
サイン1. ペン書き。
Fritz von Unruh und seine besten Bühnenwerke : ein Einführung / von Fritz Engel. -- Berlin : Franz Schneider, c1922. より。
サイン2. 鉛筆書き。
Faust : eine Tragödie / von Goethe ; mit Einleitung und erklärenden Anmerkungen von G. von Loeper. -- Berlin : Gustav Hempel, 1879. より。
斎藤修一郎 [Saito, Shuichiro, 1855-1910]
福井県出身の官僚、実業家。明治8年に第一回の官費留学生としてアメリカのボストン大学に留学。
帰国後、外務省に入省、さらに農商務省次官となったが後には実業界に転じた。
留学中に為永春水の「いろは文庫」を翻訳し 「The loyal ronins」として出版している。
サイン. ペン書き。
Persia and the Persians / by S.G.W. Benjamin. -- Boston : Ticknor and Co., 1887. より。
佐久間信恭 [Sakuma, Nobuyasu, 1861-1923]
静岡出身の英語学者。札幌農学校出身で五高教授から東京高等師範学校教授を経て大阪外国語学校教授。和英辞典などの著作がある。
札幌農学校は英語での講義など、英語の比重が大きく英語研究者が輩出した。
札幌農学校での同期(2期)に新渡戸稲造、内村鑑三等がいるが佐久間は病気で一年休学したので卒業は遅れている。
ある程度まとまった数の佐久間氏旧蔵書が京都大学にある。
サイン. ペン書き。
Seven sermons before Edwad VI, 1549 / Hugh Latimer. -- Birmingham : [s.n.], 1869. より。
佐藤繁彦 [Sato, Shigehiko, 1887-1935]
ルター研究で知られるキリスト教学者。福島県生まれ。東京帝国大学から京都帝国大学に転じ、卒業後東京大学大学院に進んだ。
1922-24 年にドイツに留学、帰国後は九州学院教授を務めた。
サイン. ペン書き。
Luthers Testament wider Rom in seinen schmalkaldischen Artikeln / von Karl Thieme. -- Leipzig : A. Deichert, 1900. より。
ドイツ留学中の日付が見える。
千賀鶴太郎 [Senga, Tsurutaro, 1857-1929]
岡山出身の国際法学者。京都帝国大学創設に際してドイツ留学より帰国して教授となった。
サイン. ペン書き。
Faust : eine Tragödie / von Goethe ; mit Einleitung und erklärenden Anmerkungen von G. von Loeper. -- Berlin : Gustav Hempel, 1879. より。
島芳夫 [Shima, Yoshio, 1902-1985]
京都大学教授。
署名. 毛筆。
道徳史学 / 島芳夫著. -- 秋田屋, 1947. より。
新村出 [Shinmura, Izuru, 1876-1967]
山口出身の言語学者、国語学者。東京帝国大学卒業後、東京高等師範学校教授、東京帝国大学助教授を経て京都帝国大学教授。
「広辞苑」の編者として知られるが、キリシタン文学研究などに業績を残した。
サイン. ペン書き。
Selected phrases in the Canton dialect / by Dr. Kerr. 7th ed., revised and classified. -- Hongkong : Kelly & Walsh, [1889?]. より。
蔵書印. 横 25 mm.
同上書より。
鈴木文治 [Suzuki, Bunji, 1885-1946]
大正昭和期の政治家。宮城県出身。東京帝国大学卒業後、新聞社に入社。アメリカで労働問題を学び、のち衆議院に当選した。
蔵書印. 横約 45 mm.
農村問題と社會理想 / 那須皓著. 増訂版. -- 岩波書店, 1925 より。
サイン. ペン書き。
同上書より。
高辻奈良造 [Takatsuji, Narazo, 1865-?]
明治・大正の紡績技術者。工部大学校から東京帝国大学工学部を卒業、鐘淵紡績の役員などを勤めた。
「馬力の説明」(明治36年)の著作がある。京都大学との関係は確認できず、所蔵が確認できるのは一冊のみ。
それには大きな工部大学校の賞賜印が捺されている。工部大学校は 1871 年に設置されたが 1885 年に廃止、
帝国大学工科大学 (現在の東京大学工学部)になった。工部大学校では成績優秀な者に書籍や器具を賞与としており、
高辻は 1885 年にこれを受けている。当時工部大学校の教授であり、後に帝国大学教授として夏目漱石にも英文学を教えた
James Main Dixon (1856-1933) も担当教授としてサインしている。
蔵書印. 直径 14 mm.
「高辻奈良蔵」とある。「高辻奈良造、蔵」の意か。
The life and letters of Lord Macaulay / by George Otto Trevelyan. New ed. London : Longmans, Green and Co., 1883 より。
工部大学校賞賜印. 直径 61 mm.
周りに「工部大学校」、中央に「賞賜」とある。同上書より。
工部大学校は 1871 年に設置されたが 1885 年に廃止、帝国大学工科大学 (現在の東京大学工学部)になった。
工部大学校では成績優秀な者に書籍や器具を賞与としていたが、高辻は 1885 年にこれを受けている。
J.M. Dixon のサイン. James Main Dixon (1856-1933) のサイン。
ペン書きで「J.M.Dixon M.A. Professor」 とある。同上書より。高辻が賞与された本に教授としてサインしている。
Dixon はスコットランド生まれのアメリカ人で当時工部大学校の英学の教授。後に夏目漱石にも英文学を教えた。
玉井喜作 [Tamai, Kisaku, 1866-1906]
雑誌発行者。私立独逸学校から東大予備門を経て札幌農学校教師。さらにシベリアを横断してベルリンに赴き、雑誌「Ost-Asien」を発行した。
ドイツ時代に多くの日本人留学生等と交流したがその中に後に京都大学の教授になる藤代禎輔がいた。
玉井がベルリン時代に藤代に送った本が残っている。
書付. ペン書き。
Nippon : Archiv zur Beschreibung von Japan / von Ph. Fr. von Siebold. 2. Aufl. Würzburg : L. Woerl, 1897. より。
藤代禎輔に送ったもの。明治 34 年(1891)と書いているが明らかに 1901 の間違いである。当時藤代はドイツに留学していたが、玉井と交流があった。
それにしてもなぜ西暦を間違ったのだろうか。
田中秀央 [Tanaka, Hidenaka, 1886-1974]
西洋古典学者。愛媛県出身。東京帝国大学卒業後、同大学講師を経て京都大学文学部教授。「羅和辞典」などの著作がある。
サイン. ペン書き。
Juventus mundi : the gods and men of the heroid age / by the right honorable William Ewart Gladstone. -- London : Macmillan, 1869. より。
田中は 1917年以降はほぼ全て皇歴で日付を書いている。田中のサインの上にある別のサインは H.W. Acland と読める。
医者でもありボドレアンライブラリーのキュレーターでもあった Sir Henry Wentworth Acland (1815-1900) だと思われる。
蔵書票. 85 × 42 mm.
Juventus mundi : the gods and men of the heroid age / by the right honorable William Ewart Gladstone. -- London : Macmillan, 1869. より。
Festina lente「ゆっくり急げ」は恩師ケーベルの教えで、田中はこれを生涯の座右の銘とした。
田中美知太郎 [Tanaka, Michitaro, 1902-1985]
西洋古典学者。ソクラテス、プラトン研究の第一人者。京都大学文学部教授。
蔵書印. 縦 18 mm.
Ancient society and institutions : studies presented to Victor Ehrenberg on his 75th birthday. -- Oxford : B. Blackwell, 1966. より。
富桝周太郎 [Tomimasu, Shutaro]
唐津市出身。1913 年に渡米、コロンビア大学で国際法を学び、卒業後は新聞紙上で日米問題に関して意見を発表、アメリカの識者と論戦を交えた。
1942年に帰国。その後外務省調査局に勤務した。
1919 年に "The open-door policy and the territorial of China" を出版(最近リプリントされた)しているが、そこに収められている
「American diplomacy and the territorial integrity of China」はコロンビア大学卒業時にアインシュタイン懸賞に当選、200 ドルの賞金を受けている。
印影. 直径 15 mm.
Inside Asia / by John Gunther. -- London : H. Hamilton, 1939. より。
上田敏 [Ueda, Bin, 1874-1916]
文学者。東京出身。一高から東京帝国大学英文科卒。京都帝国大学教授となるが尿毒症で急死した。「海潮音」などの訳詩でも知られる。
サイン. ペン書き。
Gedichte in Prosa / von Iwan Turgenjeff ; aus dem Russischen von Wilhelm Lange. -- Lepzig : Philipp Reclam, 1883?. (Universal Bibliothek ; 1701). より。
矢野禾積 [Yano, Kazumi, 1893-1988]
英文学者。岡山出身。京都帝国大学卒。第三高等学校、台北帝国大学、同志社大学などで教授を務め、東洋大学学長等を歴任した。ワイルド研究などで知られる。
サイン. ペン書き。
The later nineteenth poets / edited with biographical and explanating notes by T. Kuriyagawa and K. Yano. -- Tokyo : Sekizen-Kwan, 1922. より。
Professor Clarke とは京都大学の英文学教師であった Edward B. Clarke の事である。
米田庄太郎 [Yoneda, Shotaro, 1873-1945]
社会学者。奈良市生まれ。1895年にコロンビア大学に留学、のちにパリの College de France で社会学を学んだ。
1901 年に帰国後、京都帝国大学文科大学講師をへて教授。
サイン. ペン書き。
Principles of political economy / by Charles Gide ; translated by Edward Percy. -- Boston : D.C. Heath, 1891. より。
吉川幸次郎 [Yoshikawa, Kojiro, 1904-1980]
中国文学者。京都帝国大学文学部卒。京都大学教授。若干の蔵書が寄贈されている。
蔵書印1. 横 22 mm.
The herald wind : translations of Sung dynasty poems, lyrics and songs / by Clara M. Candlin. London : J. Murray, 1933. より。
ロックフェラー財団より受けた援助によって購入したものと思われる。
その時期はよくわからないが、この本は 1947 年の後刷りなのでその頃作られた印だろうか。
蔵書印2. 横 30 mm.
Petit dictionnaire français-chinois / par le P.A. Debesse. -- Paris : Impr. française de musique, 1951. より。
--- 以下団体 ---
大連満鉄図書館
蔵書印. 横 68 mm.
服部暢著「満洲」. 政教社, 1913. より。
陸軍士官学校 [Military Academy, Japan]
戦前、大日本帝国陸軍の将校を養成するために作られた学校。
蔵書票. 横 64 mm.
Géographie universelle de Malte-Brun : entièrement refondue et mise au courant de la science par Th. Lavellée. -- Paris : Furne, Jouvet et Cie, 1875. より。
ヨコハマ・ユナイテッド・クラブ [Yokohama United Club]
イギリス人 W.H. Smith が 1863 年、横浜に外国人の社交場として "Yokohama Service Club" を設立する。
1867年には Yokohama United Club と改名するが、これが日本のホテルの最初であるといわれる。スミスは山手公園の開設に尽力した人物でもある。
クラブの図書館は居留外国人を対象にした物の中ではかなり初期のものである。
スタンプ. 横 42 mm.
Correspondence & conservations of Alexis de Tocqueville with Nassau William Senior from 1834 to 1859 / edited by M.C.M. Simpson. London : H.S. King, 1872. より。
中央の日付は入っていないことも多い。
ロゴマーク. 横約 24 mm. 同上書より。
注意書き. 155 × 107 mm.
The minor works of George Grote, with critical remarks on his intellectual character, writings and speeches / by Alexander Bain. -- London : John Murray, 1873. より。
見開きに貼付されている。
--- 以下詳細不明のサイン、蔵書印等 ---
「錦江文庫」
イタリア文学関係図書にある。
「錦江文庫」印. 29 × 24 mm.
The Decameron of Giovanni Boccaccio, new translation from the Italian. -- [S.l.] : Mathieson, [n.d.]. より。