Erysiphe malloti
Erysiphe malloti Zhi X. Chen & R.X. Gao
アカメガシワうどんこ病菌。6月7日撮影。
[特徴]
菌叢は葉の両面(表側に顕著)に斑状に生じ、後にはほぼ全面に拡がり、薄い白粉状、永存性。
菌糸は径 4-5.5 μm.、付着器は普通は対生し、先端が浅く2-3片に分かれる拳状、径 3.7-5.2 μm. --
分生子柄は円柱状、1-2個の隔壁があり、 70-100 × 7.5-8.5 μm.、分生子を単生する。--
分生子は楕円形、無色、薄壁、平滑、フィブロシン体は見られない。28.5-41.5 × 14.2-22.9 μm. --
子嚢殻は未確認。
[コメント]
アカメガシワ (Mallotus japonicus) に発生したもの。初夏頃、新梢の若葉に良く発生している。
[参考文献]
大谷 (1988): 日本菌類誌. 第3巻、子のう菌類. 第2号、ホネタケ目・ユーロチウム目・ハチノスカビ目・ミクロアスクス目・オフィオストマキン目・ツチダンゴキン目・ウドンコキン目.
高松 (2012): 2012年に発行される新モノグラフにおけるうどんこ病菌分類体系改訂の概説. (三重大学大学院生物資源学研究科紀要 ; 38, p. 1-73).
[初掲載日: 2022.08.08] //
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