Erysiphe mayumi
Erysiphe mayumi (Y. Nomura) U. Braun & S. Takamatsu
マユミうどんこ病菌。6月5日撮影。
[特徴]
菌叢は葉の両面に生じるが、表側に顕著に拡がる。白色粉状、永存性。病斑部の裏面はやや退色する。
菌糸は分岐と隔壁があり、径 5-6 μm.。付着器は対生し、先端が数片に分かれる拳状で、径 5-10.8 μm. --
分生子柄は直立し、基部はわずかに屈曲することがある。1-2個の隔壁があり、48-82 × 8-9.5 μm.、分生子を単生する。--
分生子は長楕円形ないしやや樽形、無色、薄壁、平滑、フィブロシン体は見られない。28.6-40.6 × 11.5-18.0 μm. --
子嚢殻は未確認。
[コメント]
植栽されたマユミ (Euonymus sieboldianus) に発生していたもの。近似種がいくつかあり、完全世代を観察できていないが、この学名を当てておく。
[参考文献]
大谷 (1988): 日本菌類誌. 第3巻、子のう菌類. 第2号、ホネタケ目・ユーロチウム目・ハチノスカビ目・ミクロアスクス目・オフィオストマキン目・ツチダンゴキン目・ウドンコキン目.
高松 (2012): 2012年に発行される新モノグラフにおけるうどんこ病菌分類体系改訂の概説. (三重大学大学院生物資源学研究科紀要 ; 38, p. 1-73).
[初掲載日: 2022.08.15] //
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