Hypocrea sp. no.2
Hypocrea sp. no.2.
ヒポクレア類。9月23日撮影。
[特徴]
樹皮の付いた枯木に少数が群生する。子座は肉厚の円形クッション状で直径 1-2.5 mm.。全体白色で表面は平滑、肉質は軟らかい。
上面には子嚢殻の孔口が暗緑色に見えるが孔口はほとんど突出しない。基部はくびれず基質に広く固着する。--
子嚢殻は子座上面に一層に埋生し、楕円形、140-170 × 85-100 μm. --
子嚢は円筒形、短い柄がある。8 胞子を一列に生じるが上下二つの部分胞子に分かれて 16 個になる。85-95 × 5.0-5.2 μm. --
子嚢胞子は緑褐色、わずかに粗面に見える。
上下ほぼ同型同大の亜球形の部分胞子に分かれるが、最下端の部分胞子はやや卵型になる事がある。4.0-4.4 (-4.8) × 3.6-4.2 μm.
[コメント]
ヒノキの植林地内、落枝上で時々見かける。落枝はおそらくヒノキ。
ヒポクレア類は黄色とか黄褐色のものはよく見るけれど白色のものはこれ以外には余り見かけない。
[初掲載: 2009.01.13]