Hypoderma sp. no.15

Hypoderma sp. no.15

Hypoderma sp. no.15
ヒポデルマ属菌。10月12日撮影。

[特徴]
落葉上に散生する。普通は裏面に発生し、葉脈上や葉柄にも生じる。淡褐色の不明瞭な帯線が部分的に見られる。 子座はクチクラ下に生じ、細楕円形ないし細紡錘形、ほぼ黒色、2.5 × 0.4 mm 程度まで、上面中央にほぼ全長に亘る縦溝があり、湿時には開いて子実層が現れる。子実層面はルーペ下では灰色に見える。-- 子嚢は細長い柄のある紡錘形、先端はほとんど肥厚せず、ルゴール試薬に呈色しない。8胞子を不明瞭な2段あるいは塊状に生じ、128-175 × 9-12 μm、子嚢胞子塊は長さ 50-65 μm 程度。-- 側糸は糸状、隔壁があり、基部付近で径 2.8 μm 程度、先端近くで径 1-1.2 μm 程度、上半はゆるやかに湾曲し、先端は丸くカールする。-- 子嚢胞子は長楕円形、下半がやや細く、わずかに左右不対称、無色、薄壁、平滑、25.7-32 × 2.5-2.9 μm、内容物は細かい泡状、全体に薄いゼラチン状の被膜があり、両端部ではやや厚くなる。-- 子座底面は数層の径 2-3 μm、厚膜、黒褐色の多角形細胞からなる。上面開口部の縁には 15-20 × 1.8-2.5 μm の淡褐色の舌状細胞があり、柵状に並ぶ。-- 子実体の周囲には小型で黒色、粒状の精子殻と思われるものが見られる。

[コメント]
ヒイラギ (Osmanthus heterophyllus) の落葉に生じていたもの。

[初掲載日: 2026.02.10] // [サイトのトップへ] // [掲載種一覧表へ]
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