Lachnum sp. no.13
Lachnum sp. no.13.
ササに生えるラクヌム属菌。7月9日撮影。
[特徴]
子実体は有柄椀状、子嚢盤は深い椀状から浅い皿状になるが縁は内屈する。直径 0.7-1.5 mm.、子実層面は黄色、外面は白色の毛で覆われる。
柄は細く、白色の毛で覆われる。長さ 1.0 mm. 程度までになる。--
子嚢は円筒形、先端はやや円錐状に尖り頂孔はメルツァー液で青変する。8胞子を2列に生じる。62.8-74.4 × 4.5-5.2 μm. --
側糸は槍状、基部に隔壁がある。85-114 × 2.8-3.8 μm.、子嚢より 20 μm. 程突出する。--
子嚢胞子は細紡錘形、細かい油球を含む。11.4-14.3 × 0.8-1.2 μm. --
托組織は絡み合い菌組織からなる髄層と、矩形菌組織からなる外皮層からなる。
毛状菌糸は表面細胞から生じ、無色、薄壁で全体に粗面。少数の隔壁があり内容物は目立たない。
全長 56-74 μm.、基部付近で 2.8-3.0 μm.、先端はやや丸く膨らんで 3.7-5.7 μm. までになる。
[コメント]
ササの枯稈に発生していた物。
[初掲載日: 2011.07.22]