Lachnum sp. no.2
Lachnum sp. no.2
イタドリの枯茎に発生する小型のビョウタケ類。9月11日撮影。
[特徴]
子嚢盤は有柄、群生し、初め浅い椀形、後にはほとんど平らに開く。子実層面は白ないし淡クリーム色。
外面はほとんど白色で細かい毛が密生する。直径 1.5 mm. まで。柄は細く、長さ 1 mm. 程度まで。
子嚢は棍棒形、8胞子性、頂孔は I+ (小さい点状)。74-88 × 8.0-10.6 μm.
側糸は太針状で子実層からはほとんど突出しない。無色薄壁。内容は一様で隔壁は基部以外には無い。径 3.5 μm. まで。
子嚢胞子は長楕円形。無色薄壁で内容は少量の泡状物がある。12-14.3 × 2.5-3.5 μm.
外面の毛は無色で表面は細かい疣状。先端は丸く、時に棍棒状に膨らむ。35-52 × 3.4-4.0 μm.
枯茎にはさまざまな小型の類似菌が発生する。
特徴から Lachnum 属だろうと思うが種名まではわからない。