Lachnum? sp. no.3

Lachnum? sp. no.3

Lachnum? sp. no.3
 朽木に生じる淡黄色のビョウタケ類。11月20日撮影。

 [特徴]
 子嚢盤は有柄鋲形で群生する。直径 1.5-2.5 mm. 子実層面は淡黄色。外面は白色で短い毛が密生する。
 柄は細く、径 0.5 mm. × 1-2 mm. 程度。全体に白い毛が生じる。
 子嚢は円筒形、先端はやや尖る。8胞子を一列に生じるが、後に2列になる。頂孔は I+。91-100 × 6.2-6.9 μm.
 側糸は太針状で子実層面よりわずかに突出する。無色で一様な内容を含み、基部近くに隔壁がある。最大径 2.5-3.0 μm.
 子嚢胞子は長楕円形でやや左右不対称。無色薄壁。内容物は一様もしくは両端に細かい泡状の内容物が少量ある。 10.0-13.8 × 2.8-3.0 μm.
 外面の毛は無色で比較的薄壁。隔壁が数個ある。80-150 × 2.5 (先端付近)-3.5 (基部付近) μm.
 表面は平滑だが、細かい無色の不定形の物質がまばらに付着している。先端はマッチ棒状に膨らむものが多い。

 樹種不明の倒木に群生していたもの。