Lachnum sp. no.8
Lachnum sp. no.8.
ヒナノチャワンタケ属菌。10月4日撮影。
[特徴]
不明種の草本性植物の枯茎に発生する。子嚢盤は椀形、縁は内屈する。直径 0.8-1.5 mm.。子実層面はわずかにピンク色を帯びる。
外面はわずかに黄色味を帯びた毛に覆われる。柄はほとんど無い。--
子嚢は円筒形、先端はやや円錐形に尖る。8胞子を束状に生じる。頂孔はメルツァー液で点状に青変する。108-123 × 8.5-10 μm. --
側糸は針状、直線的で先端は尖り子実層より 15 μm. ほど突出する。内容はほぼ無色で一様、あるいはわずかに泡状で淡黄色。
下半に少数の隔壁がある。径 2.3-2.8 μm. --
子嚢胞子は糸状、直線的あるいはわずかに曲がる。先端は丸く、末端はやや尖る。隔壁は認められずまばらに油球がある。48-55 × 2.2-2.6 μm. --
外面の毛は無色薄壁、隔壁があり全体にわずかに粗面。全体同幅で 2.5-3.5 μm.、長さは縁付近のもので 180 μm. までになる。
先端は丸いが黄色の不定形ヤニ状の物質が付着する。
[コメント]
たぶん Lachnum 属だと思う。
[初掲載: 2009.02.02]