Mollisia? sp. no.2
Mollisia? sp. no.2
朽木に生じる小型のビョウタケ類。11月20日撮影。
[特徴]
子嚢盤は散生、平らな盤状で縁はやや内側に巻き、無柄で基質に固着する。直径 1.5 mm. 程度まで。
子実層面は白っぽい青緑色。外面は淡色でルーペでは粉状に見える。
子嚢は円筒形、8胞子を二列に生じる。頂孔は I-。50-58 × 4.8-5.4 μm.
側糸は糸状で無色薄壁、上下同幅で 1.5 μm. 程度。
子嚢胞子は楕円形、無色薄壁で両端に小さな油球がある。3.2-3.5 × 1.4-2.0 μm.
樹種不明の倒木に発生していたもの。やや未熟なものと思われ、観察できた子嚢胞子は少なかった。
緑色系統の盤菌類はロクショウグサレキンなどがあるけれど、その仲間ではなさそう。