Mollisia? sp. no.4
Mollisia? sp. no.4.
朽木上の小型菌。12月23日撮影。
[特徴]
子嚢盤は皿状、群生してゆがむものが多い。直径 0.8-1.8 mm.、子実層面は乳白色、平滑でつやは無い。縁は全縁で外面は茶褐色、無毛。
柄はほとんど無く、中央付近で固着する。基質上にスビクルムは認められない。--
子嚢は円筒形、8胞子をほぼ2列に生じる。先端はやや円錐形に尖り頂孔はメルツァー液で青変する。82-95 × 6.2-7.5 μm. --
側糸は糸状、ほぼ全長同幅で 2.5-2.8 μm.、基部に隔壁があり、全体に無色の一様な内容物がある。--
子嚢胞子は長楕円形からわずかに曲がったソーセージ形、無色薄壁、平滑で中央付近に小さな泡状物が少量ある。16.5-20.0 × 2.8-3.0 μm. --
托髄層は無色の絡み合い菌組織、外皮層は丸みを帯びた径 5-15 μm. の多角形細胞よりなる。内側は淡色だが外半は褐色で厚膜になる。
[コメント]
倒木(おそらく広葉樹)の樹皮のはげた部分に群生していたもの。
[初掲載: 2009.02.27]