Nectrioid sp. no.2
Nectrioid sp. no.2.
クルミタケ上のネクトリア型菌。6月24日撮影。
[特徴]
子嚢殻は表面にやや密生する。ほぼ球形あるいは広卵形で黄橙色。表面はざらついた感じで毛は無い。直径 200 μm. 程度。--
子嚢は円筒形から棍棒形、8胞子を生じ上半は2列になるものが多い。54-60 × 7.0-8.6 μm. --
子嚢胞子は広紡錘形2細胞。無色で表面はやや粗面。ほぼ中央に横に隔壁があり隔壁部はややくびれる。8.6-10.9 × 3.1-3.7 μm.
[コメント]
古いクルミタケ (Hydnotrya tulasunei) の表面に生えていたもの。地上に現れたクルミタケは古くなるとよく Verticillium 様の白いカビが生えている。
このクルミタケにも同様のカビが生えていたが関連はわからない。
[初掲載: 2008.08.22]