Nectrioid sp. 3.
ネクトリア類。２月２２日撮影。

[特徴]
子嚢殻は表在性、数個から２０個程度までが群生する。殆んど球形、直径 280-300 μm.、表面はざらついた感じで頂部に孔口があるが殆んど突出しない。-- 子嚢は棍棒形、先端には特別な構造は見られず基部は短い柄状になる。８胞子をやや不規則な２列に生じる。11.4-12.6 × 72-84 μm. -- 側糸は観察されない。-- 子嚢胞子は無色、薄壁。長円形でやや湾曲し太ソーセージ形になるものもある。ほぼ均等に７隔壁を生じ、隔壁部は殆んどくびれない。4.8-5.8 × 16.0-18.0 μm.
[コメント]
立ち枯れたアオキの樹皮上に発生していた物。ネクトリア類には間違いないと思うが殆んど文献を持っていないのでネクトリア型の菌類、としておく。

[初掲載日: 2012.04.05]