Orbilia sp. no.4
Orbilia sp. no.4
オルビリア属菌。7月27日撮影。
[特徴]
子嚢盤は浅い皿形からやや中央が盛り上がる。全体がロウ状の半透明でやや橙色を帯びたピンク色。直径 0.5-1.5 mm.、縁は全縁だが波状になるものもある。
柄は無く、中央付近で基質に固着する。裏面は平滑で同色。--
子嚢は棍棒形、先端はやや平らになり基部は細く伸びて二叉する。8胞子を生じるが子嚢内部での配列は不明瞭。ヨード反応は見られない。28-32 × 3.5-4.0 μm. --
側糸は糸状で内容物はわずかに黄色を帯びる。先端は球形に膨らんで径 2.8 μm. 程度になる。互いに固着し子嚢よりわずかに長い。--
子嚢胞子は細紡錘形、無色。上端近くには明るく見える内容物がある。5.7-6.0 × 0.8-1.0 μm.
[コメント]
湿った朽木上(樹種不明)に発生していたもの。
[初掲載: 2007.06.19]