? sp. no.1
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朽木に密生する核菌類。2月25日撮影。
[特徴]
子嚢核は表在性で密生する。黒色で乾燥している時は上面は窪んで杯状になっているものが多いが
成熟時湿ると膨らんで倒卵形になるが頂孔は認めにくい。
直径 400-450 μm. で高さは 550-600 μm. 程度、表面全体に剛毛を生じる。
基質表面には黒褐色のやや厚膜で隔壁のある菌糸が伸びる。
子嚢は楕円形で長い柄がある。薄壁で目立った先端構造は見られず、ヨード反応も無い。8胞子を生じる。
16.2-20.0 × 37.0-42.0 μm., 柄の部分は径 3.0 μm. 程度で 10-60 μm. までに伸びる。側糸のようなものは見られない。
子嚢胞子は楕円形ないし卵形、無色薄壁で平滑。大きな油球を1つ含む。11.0-12.0 × 7.4-8.6 μm.
剛毛は直線状で分岐するものは少なく、先端は尖る。基部付近で直径 12-16 μm.、長さ 200 μm. までになる。
同様のやや短い剛毛が表面の菌糸中にも散在する。
広葉樹の朽木に群生し数センチ大に広がる。比較的よく見かける種類。