? sp. no.10
? sp. no.10
よくわからない核菌類。7月9日撮影。
[特徴]
朽木の材部表面に群生する。子嚢殻は擬宝珠型、黒色、無毛、表面はざらつき、つやは無い。上部に乳頭状の頸があり、先端に孔口がある。径 620-700 μm. --
子嚢は円筒形、薄壁、下半は細く伸び、柄状になる。先端には大型でクッション形、径 3-3.5 μm. のリング状の構造があり、メルツァー試薬に呈色しない。8胞子をほぼ一列に生じる。140-165 × 5.5-6 μm. --
側糸は糸状ないし鞭状、無色、薄壁、隔壁があり、径 2-4 μm 程度。--
子嚢胞子は長楕円形からやや紡錘形、わずかに左右不対称、褐色、やや厚膜、平滑。ほぼ中央に隔壁があり2細胞、隔壁部は括れない。
未熟時には泡状の内容物が目立つ。発芽孔や被膜は認められない。14.8-17.8 × 5.1-5.7 μm.
[コメント]
腐朽の進んだ倒木(カシ類?)の材部に発生していたもの。核菌類の総説や、モノグラフ類をいくつか目を通したけれど、わからない。
[初掲載日: 2024.02.24] //
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