? sp. no.3
? sp. no.3
核菌類の一種。10月26日撮影。
[特徴]
子嚢核は球形、細長い頚部がある。直径 700-800 μm. 程度で黒褐色。表面は無毛だが細かいでこぼこがありざらついた感じである。
頚部はやや曲がりくねって伸び、直径 150 μm. 程度で長いものは 1.5 mm. を超えるものがある。--
子嚢は長い棍棒形、やや厚膜に見える。先端にはメルツァー液で青変しないリング形の構造が見える。8胞子を生じる。114-149 × 10.2-12.0 μm. --
長い鞭状の側糸が見られる。無色で隔壁があり、最大径 10 μm. 程度。--
子嚢胞子は細円柱形、薄壁平滑、淡褐色。両端は丸くわずかに湾曲する。まばらに油滴を含み、後に横に3隔壁を等間隔に生じる。51.4-63.0 × 2.8-3.0 μm.
[コメント]
地上の落枝表面に少数が群生していたもの。落枝はウツギではないかと思う。Dennis の図鑑を一通り見たのだけれど似た物を見つけられない。
[初掲載: 2007.03.19]