? sp. no.5

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? sp. no.5.
コロノフォラ類。9月6日撮影。

[特徴]
子嚢殻は樹皮上のスビクルム上に群生する。表在性、一層になって密に集まり直径 1-3 cm. に広がる。 ほぼ球形、黒褐色、平滑、直径 280-350 μm.、表面は直径 8-15 μm. 程度のやや厚膜で褐色の多角形細胞からなる。孔口は不明瞭。 乾燥すると上面がくぼんで皿状になる。-- 子嚢は長棍棒形、基部は細まる。先端付近はやや厚膜になるが顕著な構造は見られない。71-78 × 7.5-14.5 μm.、多数の子嚢胞子(おそらく 256 個)を生じる。-- 側糸らしいものは認められない。-- 子嚢胞子はソーセージ形、ほぼ無色、両端に小さな油球がある。4.2-5.8 × 1.0-1.5 μm. -- スビクルムは径 4-6 μm. の厚膜褐色の隔壁のある菌糸からなり、表面は平滑、やや不規則な Y 字分岐を繰り返す。先端は丸く、やや淡色になる。

[コメント]
広葉樹の枯れ枝に群生していた物。Coronophorales には間違いないだろう。Nitschkiaceae、Fracchiaea あたりか。

[初掲載日: 2015.03.13]