Pezicula sp. no.2

Pezicula sp. no.2

Pezicula sp. no.2.
ペジクラ属菌。6月17日撮影。

[特徴]
倒木上に群生する。子嚢盤は倒円錐形で樹皮下から1個ないし3、4個が房状に生じる。 子実層面は凸形になり、くすんだ淡黄橙色、直径 1.5-2.5 mm.、外面はほぼ平滑、ほぼ同色で基部に向って黄褐色になる。柄は短いかあるいは殆んど無い。-- 子嚢は棍棒形、8胞子をほぼ2列に生じる。先端は肥厚するがメルツァー液には呈色しない。128-150 × 22.8-28.6 μm. -- 側糸は糸状、隔壁があり、直径 2.5-3.0 μm.、ほとんど無色。先端はやや急に膨らんで紡錘形になり、直径 7 μm. までになる。-- 子嚢胞子は楕円形でやや左右不対称、無色、平滑、内容物は泡状。隔壁は認められない。31.4-34.0 × 11.1-13.2 μm. -- 托髄層は淡黄褐色、密な多角形の細胞よりなる。外皮層はやや淡色、縁周辺の細胞はほとんど無色の球形ないし棍棒形の細胞からなる。

[コメント]
伐採された比較的新しい倒木に発生していた物。樹種がよくわからないが、樹皮の感じはリョウブに似ている。

[初掲載日: 2012.06.26]