Peziza sp. no.11
Peziza sp. no.11
チャワンタケ類。11月3日撮影。
[特徴]
子嚢盤は無柄で浅い椀形、中央付近で基質に固着する。子実層面は乳白色で薄くピンク色を帯びている。直径 10-20 mm.
縁は鋸歯状、外面はややフケ状になる。肉は比較的薄く、質は脆い。
子嚢は円筒形、8胞子を一列に生じる。先端は I+。278-330 × 15.4-17.2 μm.
側糸は糸状、隔壁がある。径 4.0-4.5 μm.、先端はわずかに膨らんで 5.0-6.0 μm. までになる。ほぼ無色。
子嚢胞子は楕円形、無色薄壁で平滑。顕著な内容物は見られない。16.6-19.5 × 8.5-10.8 μm.
托組織は大きな球形細胞が目立つが中央付近にやや不明瞭な絡み合い菌組織の薄い層があり、外皮層はやや角ばった細胞になる。
シダのまばらに生えた砂地の地表に数個生えていたもの。