Schizothyrium sp. no.3

Schizothyrium sp. no.3
スキゾチリウム属菌。5月8日撮影。
[特徴]
葉柄上に散生する。子嚢子座は表在性で円形ないしやや楕円形の平たい楯形、黒色、表面はやや粗造、径 0.5 mm. まで、周辺に顕著な菌叢はほとんど無く、菌足も見られない。
付近の寄主細胞中には暗色の菌糸塊がある。
表面は厚膜褐色、径 2.5-4 μm. の多角形ないしややジグゾーパズル様の細胞からなる。縁部の細胞の一部は伸びて周囲の表生菌糸と粗く連絡する。
孔口は認められず、上面が不規則に裂開し、多数の子嚢が現れる。--
子嚢は広卵形ないし広楕円形、ほぼ無柄あるいは短柄があり、厚膜、先端付近は厚くなり、頂孔は盲管状、8胞子を塊状に生じる。28.5-37 × 14.5-18.6 μm. --
側糸様の細胞は観察できない。--
子嚢胞子は長卵形、無色、薄壁、平滑、ほぼ中央に隔壁があり2細胞、隔壁部は括れ、上半の細胞がやや太い。
内容は泡状。全体に不明瞭な薄いゼラチン様の被膜がある。17.2-20 × 5.5-6.3 μm.(下半の細胞は径 4.8-5.4 μm.)
[コメント]
カラスザンショウ (Zanthoxylum ailanthoides) の葉柄に発生する。秋頃、落ちた葉柄に発生しているが、子嚢胞子が成熟するのは翌春のようだ。
[別図2]
9月22日撮影。未熟な子実体。
[初掲載日: 2025.11.10] //
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