? sp. no.23
? sp. no.23.
イタドリ枯茎上のビョウタケ類。8月31日撮影。
[特徴]
地上の枯茎上に群生する。子実体は肉厚で浅い椀状から、やや凸形になる事もある。直径 1.5 mm. まで。
子実層面は平滑で乳白色、縁はほぼ全縁、外面は乳白色でルーペでは粉状に見える。柄は無く、中央で基質に固着する。全体やや軟らかい肉質。--
子嚢は円筒形、先端はやや円錐形状に尖り厚膜になるがメルツァー液では青変しない(僅かに青変するように見えるものもある)。
8胞子を2列に生じる。68-80 × 5.7-6.5 μm. --
側糸は糸状で分岐しない。内容は一様で無色。上下同幅で径 1.0 μm. 程度。--
子嚢胞子は長卵形、無色薄壁、平滑。数個の小さい油球がある。7.7-8.6 × 2.5-2.8 μm. --
托髄層は絡み合い菌組織、外皮層はガラス様の無色厚膜の菌糸よりなる。
径 2.5 μm. 程度で表面は平滑、ややゼラチン化しているように見え、互いに合着してばらばらになりにくい。
[コメント]
イタドリ(Polygonum cuspidatum)の枯茎に群生していたもの。Bisporella あたりか。
[初掲載: 2009.08.28]