? sp. no.6
? sp. no.6
シダ類上の微小なビョウタケ類。11月3日撮影。
[特徴]
子嚢盤はシダ類の枯れた葉柄上に群生する。皿状またはやや凸形で直径 0.5 mm 程度。全体乳白色ないしわずかに赤みを帯びる。
外面は無毛、ほとんど無柄で基質に固着する。
子嚢は棍棒形、8胞子を 2列に生じる。頂孔は I+ (小さい点状)。56-63 × 8.2-8.7 μm.
側糸は糸状で 1 μm. 程、先は次第に膨らんで 2 μm. 程度になる。無色で一様な内容を含む。隔壁は認め難い。
子嚢胞子は長紡錘形でややカーブする。無色薄壁で内容は泡状または数個の油球を含む。11.4-13.5 × 2.4-2.8 μm.
オシダ?属 (Dryopteris?) の枯れた葉柄に群生していたもの。シダ類の枯茎にはさまざまな小型の盤菌類が生じる。