? sp. no.62

? sp. no.62
よくわからない盤菌類。10月23日撮影。
[特徴]
苔類の葉状体に発生する。子実体はビョウ形、径 1 mm 程度まで、初め椀状からほぼ平開し、子実層面は乳白色、縁は全縁で薄く、外面はほぼ平滑、白色。柄は短い。--
子嚢は円筒形、先端は肥厚し、頂孔はルゴール試薬で呈色せず、基部にかぎ型構造を確認できない。8胞子をほぼ2列に生じる。58-74 × 5.4-5.8 μm. --
側糸は糸状、上下同幅、下半に隔壁があり、上半には一様な無色の内容物がある。径 2-3.4 μm. --
子嚢胞子は紡錘形で両端はやや丸く、無色、薄壁、平滑、両極付近に微小な泡状の内容物が少量ある。時に中央部が僅かに括れるものがあるが隔壁は認められない。10.2-11.5 × 2-2.3 μm. --
托組織髄層は細い菌糸の絡み合い菌組織、外皮層は厚さ 40-60 μm 程度、丸みを帯びた多角形状ないし矩形状で 15 × 9 μm 程度までの無色薄壁の細胞からなる。
組織中にゼラチン質な部分は認められない。外面からはまばらな短い棍棒形ないし紡錘形の細胞が斜めに立ち上がる。細胞は 24 × 6 μm 程度まで、無色の大きな油球を含むものが多い。
[コメント]
ジャゴケ (Conocephalum sp.) に発生していたもの。子実体周辺の葉状体は淡褐色を呈し、枯れているように見える。Pezizella 属あたりか。
日本でジャゴケとされていた種は最近4種に分けられた。寄主はオオジャゴケ (C. orientalis) に該当すると思うが、同定できないので従来使用されていた意味でのジャゴケとしておく。
[別図2]
10月23日撮影。
[初掲載日: 2026.01.25] //
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