Xylaria sp. no.12

Xylaria sp. no.12
クロサイワイタケ属菌。9月30日撮影。
[特徴]
子実体は単生、有柄、子嚢殻を生じる頭部と柄からなり、全体がほぼ黒色。内部は中実で白い。
頭部は細円筒形、先端は丸く、不稔部は無い。52 × 3.5 mm.、表面は細かくて短い縦の割れ目があり、子嚢殻上部が低い疣状に突出する。
柄はほぼ平滑、頭部との境界は明瞭、長さ 45 mm.、上部で径 2.5-3 mm.、下半はやや太く粗造、径 5 mm. 程度。--
子嚢殻はほぼ埋生し、球形、径 240-260 μm. --
子嚢は長円筒形、下半は細長く、基部はやや膨らんで小さく2叉状になる。
先端は肥厚し、先端リングは大型の管状で上端がわずかに広がり、長さ 2 μm. 程度、ルゴール試薬で青変する。8胞子を1列に生じる。165-180 × 4.8-5 μm. --
側糸は鞭状、薄壁、隔壁があり、下部で径 5-6 μm.、先端付近で径 1.5 μm. 程度。--
子嚢胞子は両端の丸い紡錘形で左右不対称、黒褐色、やや厚膜、平滑、未熟時には2個の油球が目立つ。
平坦な側に全長の8割程度の直線的な発芽スリットがある。10.8-12.3 × 3.4-4 μm.
[コメント]
シイ林林床の落枝に発生していたもの。採集できた子実体は一本のみなので個体変異の程度がわからないが、全体がスレンダーな種で、子嚢胞子は小型である。
海外のモノグラフ的な文献をいくつか当たったが該当しそうな種にたどり着けなかった。
[別図2]
9月30日撮影。頭部。表面には細かい縦の割れ目があるが、かさぶた状にはならない。
[初掲載日: 2026.01.20] //
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