中澤寛一郎の経歴がよく判らないが、「愛知県教育史」資料編近代2、"明治19年5月付け春期試験立会巡回日誌"、
31日の項に "足助学校試験 ... 主任教員中沢寛一郎 ..." とある人物だろう。
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確認したのは中澤寛一郎著「皇朝名臣傳」。国立国会図書館デジタルコレクション公開本。和装、五巻5冊。
見返しは "從四位勲三等長岡護美公序 愛知縣師範學校長境野先生序 岐阜縣師範中學校訓導鈴木先生序
美濃學人野村先生序 遠江學人三宅先生序 遠江三宅均閲 尾張市野靖仝 尾張中澤寛一郎著 |
假名挿入 皇朝名臣傳 | 尾張 金華堂發兌"。
(国立国会図書館デジタルコレクション公開本は第一巻見返しが欠落しているようなので、
上記は近代書誌・近代画像データベースで公開されている弘前市立弘前図書館所蔵本, W281-61 を基にした。)
第五巻奥付は以下の通り。
明治十三年一月廿六日版權御願
明治一三年二月廿四日版權免許
同年九月刻成發行 定價壹圓三拾五錢
編輯人 愛知縣平民 中澤寛一郎 愛知縣名古屋區南外堀町十二丁目十八番地
出版人 愛知縣平民 溝口嘉助 愛知縣名古屋區門前町三丁目四十八番地
發兌人 愛知縣平民 川瀬代助 愛知縣名古屋區本町三丁目五番地
検印紙は奥付上部に貼られている。
上辺に "大日本愛知縣下"、右辺に "尾張國名古屋區"、左辺に "本町通門前町弎"、下辺に "溝口嘉助藏版記"、
中央に旭日章が描かれ、右に "皇朝名臣傳"、左に"版權免許" とある。割印は左右に二つ、"溝口嘉助藏版之印" の角印。
溝口嘉助の経歴については不詳。明治10年代前半に数点の出版物が確認できる。
明治20年代に同名の人物が仏教関係の本をいくつか出版しているが、同一人物かどうか確認できない。
アドレスは下記の通り。[最終閲覧確認日: 2025.12.30]
「皇朝名臣傳」 巻五.
[国立国会図書館デジタルコレクション リンク先 https://dl.ndl.go.jp/pid/777844 ログイン必要]
「皇朝名臣傳」.
[近代書誌・近代画像データベース リンク先 https://kokusho.nijl.ac.jp/kindai/HRSK-00228]
[2026.01.10 記]
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