文學社は小林義則(1847-1925)が設立した出版社。
義則は東京師範学校卒業後、神奈川県師範学校校長を務めたが、明治15年辞職し文學社を創業した。
文學社は義則の没後、息子の小林竹雄が継いでいる。
調査したのは相馬永胤著「米國訴訟法」。 洋装、1冊。調査本は改装されている。
標題紙は "相馬永胤著 | 増補 米國訴訟法 完 | 專修學校教科用本 文學社発兌"。
奥付は以下の通り。
明治十六年二月十九日 出板届 {定價 三十八錢}
仝 十七年二月廿三日 増補再版届
仝 年三月 出板
著者 滋賀縣士族 相馬永胤 東京四谷區仲町三丁目卅五番地
出版 文學社 東京日本橋區本町四丁目十六番地
検印紙
は奥付左上部に貼られている。35 × 35 mm.、版面 30 × 30 mm.、暗青緑色単色、平版に見える。
少なくとも2辺には細かいルレットがあるが、別本に貼られたものでは異なった目打ちがある。
四隅に "艸鳥檢査" とあり、中央丸枠中に地球儀と洋装本が描かれている。割印は楕円印、判読できない。
"艸鳥" の意味を調べてみたのだが、よく判らなかった。
現時点で、確認できた最も早い使用例は榧木寛則纂譯「小學生理篇 巻三」(明治15年7月出版)[国会図書館デジタルコレクション 永続的識別子 info:ndljp/pid/833694]
[2025.12.20 記]
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