最も古い検印証紙
私が実際に見る事のできたもっとも古い検印証紙は、明治19年12月に集成社が出版した中江兆民(篤介)の「革命前法朗西二世紀事」の証紙である。
二匹のトンボと共に「T.N.」とあるので、中江自身が作成したものではないかと思う。
出版者の名前の入っているものでは、明治20年の哲學書院のもの。
言語哲學 / 濵田健二郎著. 哲學書院, 明治20年4月発行(左) と、工商技藝看板考 / 坪井正五郎. 同年10月発行(右)より。
どちらも哲學書院の割印が捺されている。