D2,上18 K241,9 H74,16 |
「君さまを○の出る程思へども、君は吾をば屁とも思はず」 -- [注: ドルメン唯一の伏字] 「君さまを糞の出る程思へども、君は吾をば屁とも思はず」 「君さまを糞の出るたび思へども、君はわれをば屁とも思はず」 | |
D2,上20 K241,10 H74,17 |
弊衣を一同に笑はれたので、愈よ面白からず、␣␣␣␣␣を思ひ切て、寒い笠置の岩穴に入りびたり、 弊衣を一同に笑はれたので、愈々面白からず、暖たかな肉穴を思ひ切て、寒い笠置の岩穴に入りびたり 弊衣を一同に笑われたので、いよいよ面白からず、暖かな肉穴を思い切って、寒い笠置の岩穴に入りびたり | |
D2,下17 K242,8 H75,10 |
おびえて身を振ふ程に、屁も糞も一度に出にけり、␣␣␣␣␣␣␣␣␣も外れて云々、 おびえて身を振ふ程に、屁も糞も一度に出にけり、穴に取あてたるまらも外れて云々 おびえて身を振るうほどに、屁も糞も一度に出でにけり、穴に取りあてたる摩羅も外れて云々 | |
D2,下21 K242,11 H75,13 |
六寸の物は、斯る様なる物か迚、僅かなる␣␣␣の、然もきぬ被きしたるを、かき出したりければ、 六寸の物は、斯る様なる物かとて、僅かなる小まらの、然もきぬ被ぎしたるを、かき出したりければ、 六寸の物は、かかるようなる物かとて、僅かなる小摩羅の、しかもきぬ被きしたるを、かき出だしたりければ、 | |
D3,下12 K244,4 H76,14 |
切羅乃ち羅切で、川柳に「羅切して␣␣になる長局」抔ある 切羅乃ち羅切で、川柳に「羅切して又下になる長局」などある 切羅すなわち羅切で、川柳に「羅切してまた下になる長局」などある | |
D3,下16 K244,7 H76,18 |
小石川邊の或住持が、昔し女犯を悔て␣␣したるも、後ち女犯の禁が解れたので、 小石川邊の或住持が、昔し女犯を悔て羅切したるも、 小石川辺のある住持が、むかし女犯を悔いて羅切したるも、 | |
D3,下18 K244,8 H76,19 |
新たに大黒を迎え、非常に␣␣␣␣␣で功を奏し、子を生だと、 新たに大黒を迎え、非常に短かい手槍で功を奏し、子を生だと、 新たに大黒を迎え、非常に短かい手槍で功を奏し、子を生んだと、 | |
D3,下20 K244,10 H77,2 |
切り跡癒合して小突起、宛かも指先き如きを生じた奴で、␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣␣、毎夜倦果たと、 切り跡癒合して小突起、宛かも指先き如きを生じた奴で、長々しくこそぐらるゝには、毎夜倦果たと、 切り跡癒合して小突起、あたかも指先きごときを生じたやつで、長々しくこそぐらるるには、毎夜倦き果てたと、 | |
D4,上6 K244,14 H77,6 |
和歌山の妓女同然、徹宵␣␣␣␣␣て、疲れ斃れたらしい 和歌山の妓女同然、徹宵××××て、疲れ斃れたらしい -- [注: 乾元社版で唯一、ドルメンの欠字を復元できていない箇所] 和歌山の妓女同然、徹宵こそぐられて、疲れ斃れたらしい | |
D4,上18 K245,8 H77,13 |
「下にさがりたる袋の殊の外に覺えて」、二三人して足を␣␣␣させて、小童をして、ふくらかな手して股上を撫しむると、 「下にさがりたる袋の殊の外に覺えて」、二三人して足を引廣げさせて、小童をして、ふくらかな手して股上を撫しむると、 「下にさがりたる袋のことのほかに覚えて」、二、三人して足を引き広げさせて、小童をして、ふくらかな手して股上を撫でしむると、 | |
D4,上19 K245,9 H77,13 |
蕈形の␣␣ふらふら␣␣␣、すけすけと␣␣打付けたから主人以下諸聲に笑ふ。 -- [注: "ふらふら"、"すけすけ"(すはすはの誤記)は原文は踊り字を使用] 蕈形の偉物ふらふらと起り、すはすはと腹に打付けたから、主人以下諸聲に笑ふ。 蕈形の偉物ふらふらと起こり、すはすはと腹に打付けたから、主人以下、諸声に笑う。 | |
D5,上17 K247,7 H79,2 |
知俊朝臣の一物も、␣␣␣␣␣の御覽をへたので龜頭を垂れて感泣したで有う。 知俊朝臣の一物も、後小松法皇の御覽をへたので龜頭を垂れて感泣したで有う。 知俊朝臣の一物も、後小松法皇の御覧をへたので亀頭を垂れて感泣したであろう。 | |
D5,上20 K247,10 H79,4 |
寤て傍をみるに、五尺程の蛇が口を開て␣␣を吐き死で居た、 寤て傍をみるに、五尺程の蛇が口を開て男精を吐き死で居た、 寤めて傍をみるに、五尺ほどの蛇が口を開いて男精を吐き死んでおった。 | |
D5,上21 K247,10 H79,4 |
早うわがよくね入にける間だ、𨳯の␣たりけるを、蛇の見て寄て呑けるが、 -- [注: 𨳯 の訓は "まら"] 早うわがよくね入にける間だ、𨳯の發たりけるを、蛇の見て寄て呑けるが、 -- [注: ルビは(あき)たりける] 早うわがよくね入りにけるあいだ、𨳯の発りたりけるを、蛇の見て寄りて呑みけるが、 -- [注: ルビは(おこ)りたりける] | |
D6,下21 K250,9 H81,9 |
又川柳に「はまぐりは初手赤貝は␣␣也」。 又川柳に「はまぐりは初手赤貝は夜中也」。 また川柳に、「はまぐりは初手赤貝は夜中なり」。 | |
D7,上20 K251,8 H82,2 |
赤い物の品々に朱壷朱唐傘、王の鼻か修禪寺、扨は␣␣の眞中、ゑいせ眞中と、 赤い物の品々に朱壷朱唐傘、王の鼻か修禪寺、扨はそゝの眞中、ゑいや眞中と、 赤い物の品々に朱壷、朱唐傘、王の鼻か、修禅寺、さては曽曽の真中、えいや真中と、 | |
D7,上21 K251,9 H82,3 |
孔子も␣␣␣の紫が、新造の␣を奪ふを惡まれた通り、彼處の色、人毎に不同なれば、 孔子も年增女の紫が、新造の朱を奪ふを惡まれた通り、彼處の色、女毎に不同なれば、 孔子も年増女の紫が、新造の朱を奪うを悪まれた通り、彼処の色、女ごとに不同なれば、 | |
D8,上11 K253,1 H83,8 |
陰陽␣␣を辭書通りに、コピュレイション抔言ては、無學な英米人に通ぜず。 陰陽交接を辭書通りにコピュレイションなど言つては無學な英米人に通ぜず。 陰陽交接を辞書通りに、コピュレイションなど言っては、無学な英米人に通ぜず。 | |
D9,上12 K255,1 H84,15 |
今も金澤邊で、␣␣の彼物と、通草實の殻を「いとこ同士やらよく似とる」と唄ふ由。 今も金澤邊で、幹後の彼物と、通草實の殻を「いとこ同士やらよく似とる」と唄ふ由。 今も金沢辺で、幹後のかの物と、通草実の殻を「いとこ同士やらよく似とる」と唄う由。 | |
D10,上7 K256,12 H86,1 |
然し相挑の戀情から、目を一寸見合ふ位ゐの事でなく、␣␣␣␣␣␣␣定視するの状に由た詞だろう。 然し相挑の戀情から、目を一寸見合ふ位ゐの事でなく、初媾艶羞四眠相定視するの状に由た詞だろう。 然し相挑の恋情から、目をちょっと見合うぐらいのことでなく、初媾艶羞、四眠相定視するの状によった詞だろう。 | |
D13,下1 K263,5 H90,19 |
又␣␣␣␣の御孫に意富々杼王あり。 又應神天皇の御孫に意富々杼王あり。 また応神天皇の御孫に意富々杼王あり。 | |
D13,下2 K263,5 H90,19 |
␣␣␣␣の大御名袁本杼命、 繼體天皇の大御名、袁本杼命、 継体天皇の大御名袁本杼命、 |